千両花嫁―とびきり屋見立て帖 /山本 兼一

おススメ度:★★★★☆

No.1◆ピックアップ◆
本物を見極めるには、素直なこころがなによりも大切なんや


千両花嫁―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)
文藝春秋
2010-11-10
山本 兼一


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新年にピッタリの、痛快な時代小説でした。
主人公は、道具店「とびきり屋」の駆け落ち新婚夫婦。
脇を固めるのが、坂本龍馬、近藤勇などの幕末の花形です。

「見立て」がキーワードの物語です。道具も人も時代も見立てが大切。
見立ての能力はいつの時代でも大切。
私も喉から手が出るほど欲しい能力です。
がんばって磨いていこう。
大切なのは、本物に触れる事と素直な心かな・・・?

◆著者紹介◆
山本 兼一さん
1956年、京都市生まれ。同志社大学文学部美学及び芸術学専攻卒業。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞佳作。2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞受賞

◆目次◆
千両花嫁
金蒔絵の蝶
皿ねぶり
平蜘蛛の釜
今宵の虎徹
猿ヶ辻の鬼
目利き一万両

◆ピックアップ◆
千両花嫁 より
・三年前の万延元年(1860年)に改鋳された小判は、女の親指より小さく、紙ほど薄っぺらで、量目はわずか八分八里(3.3g)しかない。それまでの天保小判の三分の一にすぎず、天保金一両が、万延金三両と交換された。つまり、今の万延小判なら三千両もってこいというわけだ

今宵の虎徹 より
「ほかの刀は、どこか、みんなしっくりしてほんのどす。姿がええのに地鉄が曇ってたり、銘に力がなかったり、どこか、不自然でちぐはぐなんどす。その虎徹は、ぎこちないど、ええ感じのぎこちなさやし」
「おまえら、よう勉強したか。本物を見極めるには、素直なこころがなによりも大切なんや。忘れるなよ。それがなかったら、道具の真贋は見極められへんのやで」

目利き一万両 より
「大切なんは、しっかりした目で、人と物を見抜くことや。自分の目利きさえしっかりしてたら、どんな世の中になっても生きていける」

◆後記◆
新年明けてから、祖母インフルエンザ、父風邪で周りがノックダウンしてます。
おかげで、恒例の親族の会が中止、家族の獅子鍋の会が中止となり今年のお正月は家で餅食べて、箱根駅伝見つつ、年賀状見つつ、本読みつつ、まったり過ごしています。
そうそう、おみくじは珍しく大吉でした

さて、そろそろまったりモードを切り替えないとねー

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